転職活動時にアピールした方が良かったなと思ったこと

ロスジェネ雑記
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わいの場合は前職がエロゲの企画・プロデュースとか広報とかだったから、転職活動するときの書類にも「これまでの実績」や「今後関わりたい仕事」としてそれ系のことを中心に書いてたんですよ。

でも現職でゲーム制作以外のお仕事もさせてもらってるうちに、もうちょっと別のアピールをして間口を広く取っておいても良かったなと思い始めたので、この記事ではそういうことを書くよ。

1.自分の経験を一通り書き出してみた方が良い

その全部を職務経歴書に書くかどうかは別にして、とりあえず片っ端から書き出して整理するっていう手順を踏んだほうが良いです。この「片っ端から書き出してみる」っていうのはタスクがこんがらがってきた時とかメンタルが弱ってる時とかにも有効なやつ。

転職活動なんて割と切羽詰まった状態でやることが多いんだから、頭がテンパったまま「自分はこれでしかメシが食えない!」みたいな狭い思い込みで書類を書くと損になる。例えばわいの場合であればこれくらい書き出しても良かったな。

▷パチンコ店でのホールスタッフ経験

台清掃やトラブル対応の他、マイクパフォーマンスもできます。

▷塾講師経験

勉強が苦手だったり学校に行けなくなってしまったりした子を担当することが多かったので、単に各科目を教えるというよりご家族と一緒に様々な進路を考えるとかそういう対応ができます。

▷キャンプツーリング経験

バイクにキャンプ道具を積んで走り回るのが好きなので、無理のない旅程の計画・装備の選定・キャンプの基本行動ができます。15年ほどバイクに乗って無事故無違反ゴールド免許です。

▷コミックマーケット企業ブース出展責任者経験

出展の意図と収支をふまえた企画・出展に関わる全ての書類作成・ブース装飾やレンタル器材の手配・現場スタッフの当日行動指針作成や安全衛生面の対応・2tトラックやハイエースを運転しての搬入搬出・混雑対応と列誘導など一通りできます。

▷ゲーム広報経験

ゲーム内容に応じた広報計画の立案・各種媒体との交渉・広報素材の管理・制作部門との調整・簡単なhtml&CSS更新作業・広報担当としての顔出し対応ができます。

▷ゲームの企画&プロデュース経験

ユーザーに提供する満足の内容から出発した世界観とキャラの案出し・企画内容に親和性の高いクリエイターとの折衝・制作資料のとりまとめ・予実管理など一通りできます。

▷ニコニコ生放送経験

放送内容の企画・放送パーソナリティー・BGMや画面の切り替えなど一通りできます。

▷全国のゲームショップ回り&トークイベント経験

広報計画に連動させて全国各地のゲームショップを訪問する日程を調整し、ユーザー向けの販促物配布や開発中のゲームについてのトークイベントを行えます。同時に、各ショップの特徴について担当者の方々と情報共有し、営業活動もできます。

▷Twitter廃人経験

年がら年中Twitterをいじっているので、うまく機能しているプロモーション例とか炎上例とかをそれなりに分析しています。

▷海外のオタク系イベント視察経験

海外をうろちょろするのが好きなので、ベトナム・台湾・中国やアメリカのイベントにも顔を出しています。英会話は「ホテルのチェックインやチェックアウト、その他の簡単な問い合わせ」「現地ファンとの簡単な交流」ができる程度です。

▷法務経験

弁護士や社会保険労務士と連携して、法的なリスクの洗い出し・契約交渉や書面の作成・トラブル時の折衝・自社の著作物の管理のほか、簡単な商業登記申請もできます。また、一応行政書士資格を持っています(登録はしてない)。

▷経営経験

6年ほど代表取締役の経験があるので、それなりにあれやこれやできます。

2.思わぬ経験を評価してもらえる場合がある

で、書き出したものの中からとりあえず求人内容に関係ありそうなものを肉付けして職務経歴書に記載しつつ、それ以外のものについても職務経歴書の末尾に箇条書きにして「ご興味をお持ちいただけるものがあれば改めて詳細にご説明します」的に間口を広く取っておいたほうがいいと思うの。

というのも、会社によっては求人を出している以外の職域でも助っ人が欲しいと思ってることがあるから。例えばわいの場合、ゲーム制作関係の求人で現職の会社に入ったけど、法務経験とかイベント出展経験とかSNS経験とか諸々含めてゲーム以外の新規事業立ち上げやバックオフィス業務全般にも関わるようになったしね。

もちろん、自分がやりたいと思っていた仕事と実際に任された仕事との間に大きな齟齬がある場合には、ミスマッチな転職としてお互いに不幸な結果になる場合が多いだろうけど、「思いがけず評価してもらった分野の経験値が更に溜まる仕事」や「自分自身の知識欲を刺激される仕事」であれば一つ区切りのいいところまでやってみるのも有りやで。

そういった仕事をしつつ「やっぱり自分がやりたいのはゲームづくりじゃい」と言える環境だからわいは割と気楽にお仕事できてるなあ。逆に、「やりたい仕事にいつまでも関われそうにない」的な環境を強いられるんなら早めに抜けたほうがいいよね。間口を広く取りつつ後者の環境にはまらないように注意しておくとイイんじゃないかしら。

3.自分の特性を理解してくれる職場が良い

一発で「自分の経験を活かせる仕事」「自分がやりたいと思っている仕事」を任せてもらえるような転職ができればそれが一番良いけれど、必ずしもそんな幸運な縁が頻繁にあるわけでもないから、ある瞬間にこれまでのことを振り返った時に「なんだ、やりたいと思ってた仕事にたどり着くのに一番効率的なルートだったっぽいな」って思えるような、そういう働き方ができると良いよね。

そういう働き方のためには「自分自身が働きやすい環境」が必要で、それには「自分の特性はこんな感じだから、こういう働き方をさせてもらえると最も良いスペックで結果を出せますよ」と言えることと、それを職場が受け入れてくれることの両方が必要。

だから、転職活動時のアピールには「こういう環境でしたら私の能力をフルに発揮できます」ってはっきり言ったほうがいい(逆に、「こういうことをされるとすぐに壊れます」もはっきり言ったほうがいい)し、相談に乗ってくれない職場だと後々つらそう。

結局「言わなくても察してほしい」「後からおいおい伝わればいい」は意味がないので、「自分の可能性を広げるための情報は、拾ってもらえるように書いておきましょう」に尽きますわな。

これから転職活動をしようと考えている方の一助になれば嬉しいけれど、サンプル数がわいしかいないので、他に転職経験がある方からのご助言とかあればぜひコメントください。

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