第3級アマチュア無線技士試験とモールス符号

ロスジェネ雑記
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12月の第4級アマチュア無線技士試験(略して4アマ試験)終了後に、同3級試験(略して3アマ試験)用の要点マスターを購入してちょこちょこと準備してました。

4アマ試験の内容を丁寧に勉強しておけば、3アマ試験で新たに加わる内容はそんなに難しくないですね。むしろ過去問の出題パターンが4アマ試験よりも少ないので対応は楽でした。無事合格。

3アマ試験が4アマ試験と大きく異なる点は、何と言ってもモールス符号が試験範囲に加わることでしょう。わいも勉強を始める前はビクビクしてました。ただ、実際の試験では聞き取りなんてさせられず、簡単な4択問題が数問出題されるだけなので、ある程度練習したらすぐに対応できるようになりました。

上の画像は本試験の出題。ぶっちゃけ「4」と「M」さえ正確に覚えていれば正解できる感じ。

で、モールス符号の勉強法って何種類かあるようなんですよ。要点マスターには最後の方に1ページだけアルファベットと数字のモールス符号一覧があるだけで勉強法なんて載ってなかったから、どうすればいいのか手探り状態。

ググってて最初に見つけたのは合調法っていうやつ。多分「調子を合わせる」っていう意味だと思う。例えばアルファベットのBはモールス符号だと「ー ・ ・ ・」で「ツー トトト」と聞こえるので、発音リズムが同じで「ビー」から始まる「ビートルズ」という言葉と対応させて覚えるっていう具合です。

確かに初心者にはとっつきやすい方法なんでしょうね。でもわいがTwitterで「モールス符号の勉強を始めるよー」って言ったら、複数の方から「もしモールス符号の送受信を実際に行うことを目指しているのであれば、合調法はやめておいた方が良い」との助言をもらいました。

というのも、聞き取りの際なんかに「ツー トトト」を聞いてから一度頭の中で「ビートルズ」に変換してそこから「B」と判別する…なんてことをやってられないから。試験対策として一度合調法で覚えてしまうと、後で実際に送受信するときに改めて実際の「打ち方・聞き方」をやり直さなければならず、とても大変なんだそうです。

3アマ免許をとる人が全員モールス符号での通信をしたい訳ではないので、試験対策のためだけであれば合調法でも十分なんでしょう。わいの場合は「人工衛星からのモールス符号を無線機で受信しながら聞き取りたい」という目的があるので、それに合わせた勉強と練習をしておこうと思ったの。どっちが良いとかいう話じゃなくて、各々の目的に合った対策をすれば良いって話ですね。

じゃあ実際の聞き取りに備えた勉強法ってどういうのかというと、「耳に入ってくる音の順番に沿ってすぐに対応する文字が浮かぶようにする」「YouTubeでモールス通信を聞いてみて、よく使われる音の組み合わせを覚えてしまう」ということになります。わいの場合はまず以下の用な資料を自作してみました。

「ー」だけなら「T」、「ー」の後に「・」が続いたら「N」で「ー」が続いたらM…といった具合に縦と横で分岐の仕方を整理して、寝る前とか高速バスの中とかで頻繁にこの表を眺めつつ、目を閉じて全てのパターンを頭の中で言えるようにしました。

で、 次にYouTubeで無線家さんの動画を探して聞いてみると、まあ最初はさっぱり聞き取れない訳ですよ。

でも何回も何回も聞いてると、まず初歩的な「CQ」(誰でも良いから聞こえたら返事して)と「DE」(こちらは〜)が聞き取れるようになって、次にQ符号の簡単なやつと数字が聞き取れるようになって…と少しずつ自分が出来ることが広がっていくのを実感できました。

これ、英語の勉強と似てますね。基本について暗記すべきことを反復練習で暗記して、その上でネイティブさんの会話を聞きまくるってやつ。

更なる上達のためにはもう自分で無線局を開いてゆっくりでもいいから通信を始めちゃう事だと思います。これも英語と同じっぽい。

ここまで書いてふと気づく。モールス符号を送信する練習については完全に失念してた…。モールスの送信っていうと戦争映画なんかでたまにみかけるタイプの電鍵しか知らなかったけど、最近は2枚パドルの自動電鍵ってのが主流なのかな?これも触ってみたくなってきたぞ。

あ、ちなみに3アマ試験の勉強をちゃんとやっておくと、第3級陸上特殊無線技士(略して三陸特)の過去問がほぼ無勉強で解ける状態になるので、ついでにこの資格も取っておくといいかも。あくまで業務のために簡単な無線操作が必要な方向けですけども。

それについてはまた別の機会に…。

わいが利用した要点マスターはこれでした。3アマ受験用のベストセラーですし、まあこれ1冊でOKでしょう。

新しい年のやつも貼っときます。

また、本記事の本文はこのキーボード+スマホで書きました。ちょっと慣れてきたかな。

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